こんにちは! ナリです。
いきなりですがこのような考えの人はいませんか?
トレーニング前のストレッチは絶対!
恐らく大多数の人がこの考え方だと思います。
そこで今回は、ストレッチと筋肥大について詳しく解説していきたいと思います。
それでは行きましょう~!
トレーニング前のストレッチはNG
まず、運動前のストレッチは「怪我を予防できる!」ということから推奨されています。
しかし、「運動前のストレッチは筋トレのパフォーマンスを低下させる」というエビデンス(科学的根拠)が存在しているのも事実です。
さらに、アメリカの研究でも「トレーニング前のストレッチは筋肥大の効果を減少させる」という報告が出されています。
・静的ストレッチと動的ストレッチ
ストレッチは、「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」の2つに分けられるよ!
- 静的ストレッチ・・・止まった形のストレッチ。(例)前屈
- 動的ストレッチ・・・大きく動きながらのストレッチ。(例)ラジオ体操
そして結論から言うと、静的ストレッチを行うとトレーニングによる筋肥大の効果が減少してしまうことが科学的に証明されています。
つまり、ストレッチは運動回数(レップ数)だけでなく総負荷量も減少させてしまうのです。
ストレッチが運動回数(レップ数)を減らす3つの理由
①筋肉をまとめて動かす「運動単位」が一部しか働かなくなってしまうため
トレーニングによる筋肥大の効果を最大化させるためには、筋肉を形作っている全ての筋繊維を収縮させることが一番のポイント
そこで重要なのが運動単位になります。
運動単位・・・1つの運動神経と複数の筋繊維がまとまった「チーム」のようなもの。
運動時、筋繊維は一つ一つ働くのではなく、「チーム」ごとに働いています。
そして、トレーニング時にその筋肉にあるすべての「チーム」を動員することで筋肥大の効果を最大限に高めることができます。
しかし、トレーニング前にストレッチをしてしまうと神経活動の発火頻度が減少し運動単位の動員が抑制される。
Aチームは働くけどBチームはサボる状態になってしまう
従って、「チーム」ではなくなるので筋肥大の効果を最大限に高めることができない!
②ストレッチが筋肉の「粘り」を低下させてしまうため
筋肉は「弾性要素」と「粘性要素」によって構成されていてある程度の粘りがあるため、ゴムのように伸び縮みして自在に動くことができます。
- 弾性要素→力を加えて伸び縮みさせると元の形状に戻ろうとする性質
- 粘性要素→力を加えると変形して元に戻らなくなる性質
そして、ストレッチには「弾性要素」を低下させる作用があり結果的に筋力を低下させてしまうのです。
③ストレッチによって筋肉内の血液が極度の貧血状態になるため
ストレッチによって筋肉が貧血状態になったままトレーニングを行うと疲労物質を除去できず、疲れやすくなります。
その結果、運動回数を増やすことができなくなり筋肥大の効果も減少してしまいます。
ストレッチをするなら「30秒以内に!」
- 30秒以内のストレッチは、運動パフォーマンスに影響しないうえ、ケガの予防にも有効であることが証明されています。
つまり、トレーニングのパフォーマンスを落とさずにケガの予防が出来るのです!
1つの筋肉に対するストレッチの時間は30秒以内で行おう!
・まとめ
今回は、トレーニング前のストレッチは必要かどうかについてお伝えしました。
結論、必要ない!
ケガする不安がある人や多少なりともやっておきたいという人は、
動的ストレッチで1つの筋肉に対するストレッチの時間は30秒以内で!
以上。 最後までお読みいただきありがとうございました。
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